今日はほどほどに

朝だと気付く。
起きなきゃと思い眼鏡をかける。
時間を見ようとスマホを探す。
右目は腫れてて開けにくい。
コメカミがズキっ!
そしてその上のほうもズキっ!

今日も昨日と同じ嫌な目覚め方。クソっ!
おまけに右目は白いモヤがかかって見えた。クソっ!クソっ!
しかしやりたい事が色々あったので気にしない事にした。
とはいえ汚れたレンズの眼鏡をかけてるようでやっぱり気持ちが悪かった。

今日は昼前に郵便局に行き作品を送った。
お世話になってる福岡のギャラリーに額装を依頼したのだ。

昼飯はコンビニ弁当でさっと済ませた。
それから作品制作に取り掛かった。
6時間ほど作業した。
 モヤのせいでやりにくくて仕方なかったが、
じっくり作業をしたのが1週間ぶりぐらいだったので喜びのほうが勝った。

夕飯も数日ぶりに手作りした。
鶏そぼろと卵の二色丼。
食後にノンアルコールビールを一本飲んだ。

22時頃に何が原因か知らないけれど、モヤが取れて視界がクリアになった。
出来れば作業中にそうなって欲しかった。
でもまぁ取れただけ良かったという事で。

では。
0 コメント

絶好調が一転

前回のブログで絶好調と書いたのだが、それが一転したお話です。
今回のブログは1週間分がまとめられたものなので、
すみませんがかなり長いです。



先週の日曜日から右こめかみに偏頭痛が少し出るようになった。それと右目が少し痛いというかしみる感じがした。
でも偏頭痛はたまにあったし、目の痛みもドライアイの上にコンタクトを長時間つける日が多いので、いつもの事だとあまり気にしなかった。
偏頭痛と目の痛みはそれから月火水と続いた。

水曜日の夜、目の痛みが4日間も続くのは初めてだし充血が少しひどくなってきたので、目薬をさして貼るタイプの眼帯を付けて寝ることにした。

木曜日の朝、頭と眼球の痛みで目が覚めた。
眼帯を取ると右目はかなり充血していた。
おまけに眼帯でかぶれたのか眉間の右側に水膨れのようなものがポツポツあった。
これは病院で薬をもらわないとダメだと思い眼科に行った。

しかしその眼科では原因が分からなかった。
近くの総合病院に行くよう勧められ紹介状と目薬の処方箋を貰った。
でも紹介された総合病院の受付締め切りは午前11時まで。
処方箋をもらった時点で11時だったのでその日に診てもらう事は無理だった。
それならしょうがないとすんなり眼科を後にしたが、
やっぱり目はしみるし頭は痛い。
歩いて帰る途中だんだんと聞かなかった僕も悪いけど他の病院も教えてくれよと思うようになり腹が立ってきた。
僕は頭の中に怒りと痛みを抱えて帰宅した。

たった2種類の目薬でこの頭と眼球の痛みを取るのは難しいだろうと思いながらも、一縷の望みに賭けてみようと思った。

予想通り賭けは失敗に終わった。

その夜から痛みが側頭部、頭頂部、眼球と色々動き出し全然治まらなくなった。
おまけに水膨れの数もどんどん増えていった。
でも不思議とそれらの症状は全て顔の右側にしか出なかった。
バットマンに登場するトゥーフェイスみたいに僕の顔は右と左で別人のようになっていた。

そして次の日の金曜日、総合病院の眼科で診察室の椅子に座った瞬間、医師から「それヘルペスだね」と言われた。
ヘルペスという言葉は聞いた事があったが、
知識がなくて口やチンコに出来る水膨れだと思っていたのでビックリした。

ヘルペス(疱疹)には単純疱疹と帯状疱疹があるらしいのだが、僕のは帯状疱疹(帯状ヘルペス)だと言われた。
帯状ヘルペスとは神経節に隠れていた幼い頃にかかった水ぼうそうのウイルスの生き残りが活性化し悪さをすることらしい。
僕の帯状ヘルペスはこめかみ辺りにある脳神経の三叉神経に潜んでいたのだ。
僕は日頃の多量飲酒、睡眠不足、ストレスや疲れによってヘルペス野郎ども呼び起こしてしまった。

眼科だけじゃ手に負えないので皮膚科にも通う事になった。
皮膚科では三叉神経から目にも症状が現れた人で重症の場合は失明する可能性があることも伝えられた。
激痛で顔の右半分麻痺しているような状態だったので、失明しても不思議じゃないなと思った。
それと、もしそうなったら仕事はどうなるのかなとか、
今年の個展どうしようとか、
絵は片目でもいけるけど別の表現方法を探した方がいいかなとか、銅版画は目に負担がかかりそうだからやめた方がいいかなとか、伊達政宗はどっちの目だっけなど色々な思いが頭に浮かんだ。

何はともあれ病名が分かった事で気は楽になった。
しかし初診で眼科と皮膚科にかかり病院で5時間過ごしたおかげで身体はかなり疲れた。

帰宅後、昼飯も食べてなかったし、薬も飲みたかったのですぐに食事をした。

処方された薬は、
飲み薬がメインの対ウイルス用1種類と他に3種類、それと塗り薬が1種類の全部で5種類。
これだけあればヘルペス野郎どもを退治出来るだろうとワクワクした。

一回薬を飲めば少しは楽になるかなと思っていたが甘かった。
すこーーーしも楽にならなかった。

日中の検診で疲労を溜めてしまったのか、薬を飲む前よりかなりひどくなっていった。
もはやヘルペス野郎どもとかいう規模ではなかった。
それはヘルペス軍だった。
右の側頭部、頭頂部、眼球はヘルペス軍に占拠されてしまいガンガンに痛い。
おまけに顔面は眉間にいた奴らが額へ、鼻の頭へとグジュグジュと進軍を始めた。
皮膚科の先生に鼻の頭に疱疹が出ると視神経が結構やばいんだよねとか言われていたので少し焦った。
僕は次のお薬時間20時までの4時間近くは耐え忍ぶより他にないと思った。
僕は御大将である僕、西谷拓磨と
小さい僕である神経細胞達とで立ち向かうしかないと思った。
えーーいっ!!
引くな!怯むな!押し返せ!これ以上一歩も入れるな!
と頭の中で言葉が飛び交った。
そしてたまに声として出た。

ヘルペス軍がとにかく頭に来るのは休みなく襲ってくることだ。
最初は戦国武将気取りで戦っていたが、
激痛の連続にだんだん腹が立ってきて言葉も汚くなり
戦争映画のような言葉使いになっていった。

なんとか痛みをそらそうと足つぼを思いっきり刺激したり、
足や腕を引っ叩いてみたが全く無駄だった。
ちなみに「心頭滅却すれば火もまた涼し」と座禅もしてみた。
修行経験のない僕に耐えられるはずもなく10分でギブアップ。
10分もっただけすごいなと思ったがそれをまた続けようとは思えなかった。
結局激痛に襲われた時はタオルを思いっきり絞り上げて我慢する以外方法は無かった。

そしてほんの少し期待をしながら2度目の薬を飲んだがやはり結果は同じだった。
痛み止めが全然効かないというのは本当に辛い。

3度目の薬は就寝前に対ウイルス用の1種類だけ。
寝たくても痛くてほとんど寝れず辛かった。
妻は救急車を呼ぼうか迷っていた。
僕自身もそうした方が良いのかと一瞬思ったが、
そのまま入院になりようやく動き出した展覧会が中止になるのが嫌だったし、薬もまだ1日飲んだだけなのでもう少し様子を見ることにした。

土曜日、痛さで目が覚めた。最低の目覚め。右目はだいぶ腫れてるみたいでなかなか開けられなかった。
前日3回薬を飲んだが効果はほとんど感じられなかった。
むしろヘルペス軍の攻撃先が眼球一点に絞られて地獄を味わった。
前日までは側頭部、頭頂部、眼球の3カ所を痛みが動いている感じだった。
それが眼球から動かなくなった。
10秒おきに5秒間、眼球をギューっと握り潰そうとする感じがひたすら続いた。
すごい激痛でとにかく目から別の場所に移って欲しかった。
痛みのピークだった。

我慢するより他どうする事も出来ないので、このヤロー、クソッタレと思いながらタオルを絞りあげて食事と薬の時間をひたすら待った。

そして15時の薬を飲んで少しした辺りから目の痛みが少し楽になってることに気が付いた。
薬が効き始めた事にテンションが上がった。
薬を援軍に見立てヘルペス軍が占領した場所を僕の軍が取り返すイメージをして次の薬の時間まで楽しんだ。

土曜日の夜、痛いのは痛いのだが前日より少しマシになって布団に入ることが出来た。

日曜日の朝。
痛みが更に取れてる感じがして嬉しかった。
しかし右目で見る世界には白いモヤがかかっていた。
2、3時間しても全然取れなかった。
昨日の眼球一点攻撃が原因だろうなと思ったら、なんか色々な事に対し頭に来たがすぐに諦めた。
一応他の病院も探そうと思い眼科を色々調べ始めた。
でもネットで調べても正解なんてありゃしないなと思いそれも諦めた。
妻にもこれはダメかも知れないと話した。
15時過ぎぐらいから映画が見たくなりAmazonプライム・ビデオでインセプションを久々に見た。
見終わって少ししたら右目に見える白いモヤが取れてることに気が付いた。
映画のせいで夢じゃないだろうなと一瞬疑ってしまったが、多分夢じゃないと思った。
ハッキリとモヤが取れてると言い切れないのは目の充血がひどくなり涙が出っ放しだったから。
自分で考えても無駄だから医師に任せようと思った。

そして今日月曜日。
9時から診察。
目の見え方はとりあえず大丈夫とのことだった。
でも酷い目の充血はヘルペスが角膜に感染したからか、
ドライアイによるものなのかまだ判断がつきにくいということで、
次回まで保留となった。
とりあえずドライアイ用の目薬を処方された。

もうしばらくヘルペスとの戦いは続きそうです。

それと酒を飲むようになってから初めて1週間も酒を断ちました。
身体が軽くなったというかダルさがなくなったことに驚きです。
それと2日前初めてノンアルコールビールを飲んだのだが、確かにビール感がありそれにも驚きです。

でもやっぱり早く酒が飲みたい。

あと、最後に写真を2枚載せておきます。

一枚目はトゥーフェイスの僕。
載せてる写真は症状がまだマシだった時のものです。
グジュグジュになり黄色いのが出ちゃってるのはさすがに載せるのに抵抗があったので。

二枚目は帯状ヘルペス発症直前のもの。
個展のリーフレット用に撮ったものです。結構気に入ってます。
のちにヘルペスに苦しめられることを知らずに楽しそうに制作してます。

この落差が何とも言えない。


ここまで読んで下さったかた、ありがとうございました。

そして体調管理にお気をつけ下さい。

では。



続きを読む 0 コメント

無意識に意識した事を意識して無意識にした事

昨年末に引っ越してから創作活動中の集中力が急激に落ちてしまった。
以前は仕事がない日は9時間ぐらい制作に向かうのは全然普通だったし、12時間ぐらい作業する日も結構あった。
それが1、2時間ももたなくなった。机に向かうとすぐ眠くなるし、テンションもなかなか上がらなかった。
調子が良くても5、6時間ぐらいしか作業が出来なかった。
今までの人生でそういう経験は無かったのでびっくりしたし、結構悩んだ。

そして何が原因か色々考えたのだが、辿り着いたのは机の配置だった。
なぜか知らんが部屋にグレーの壁が一面あるのだが、
そのグレーの壁に向かって机があるのと
机の両隣に本棚を置いたのが原因のような気がしたのだ。
意識していなくても色々な文字や色が目に入ってきて気が散っていたのかなと。

それで机を反対側の白い壁の方に向けた。
グレーの壁と2つの本棚を背にするとすごく落ち着いた。
クローゼットがあり白い壁のほうが幅は狭いのだが、それはあまり気にならなかった。
椅子に座った瞬間に「あっ、これでもう大丈夫だ」とすぐに思った。
そして集中力が戻ってきた。ゾクゾクした。

配置を変えて3週間ぐらいになるのだが、すこぶる絶好調だ。
半年以上もモヤモヤしてたのが嘘みたい。
こんな簡単なことで解決すると思わなかった。
自分にとっては結構貴重な経験だった。

展示の予定も入ってきたのでどんどん作って行かなきゃ。

では。








0 コメント

どこからどこまでが自分?

ド近眼なものでコンタクトか眼鏡が無いと生活が出来ない。
裸眼だと外に出るのも恐ろしいし、仕事をするのもほぼ不可能だ。僕はコンタクトか眼鏡がないと生きていけない。
昔「眼鏡は顔の一部です」がキャッチフレーズのテレビCMがあったが、もはやコンタクトや眼鏡は顔だけでなく自分の一部と言って良さそうだ。

服だって自分の一部と言っても良いのかもしれない。
ほとんどの人間は全裸で過ごす時間より何か着ている時間のほうが圧倒的に多いし、全裸で街に出たら捕まってしまう。
ヤドカリを想像するとき大抵の人間は貝殻に体を収めた姿を想像する。裸のヤドカリはあまり想像しない。それと同じ感じだ。

じゃあ次は体の外側から内側のことを考えてみよう。
食べ物を食べる事で人間の体は出来ている。
口に入れる前のものは僕では無いけど
口に入れたものは消化され僕の体の一部となってる。
昨日食べた焼き肉の肉は少し前まで「牛」だったけど、
昨晩から僕になった。

眼鏡、コンタクトも僕。
服も僕。
食べ物も僕。

どこからどこまでが自分なのだろう。

今朝布団の中で目を覚ましてすぐにそんな事を思った。
そして布団から出て絵を描きたいという思いと、このまま布団の中でスマホを使ってブログを書きたいという思いで迷った。
結局布団の中でゴロゴロを選びこうしてブログを書いている。
この文章は僕の頭の中で生まれたものだ。
僕の頭の中にあることを書き記したこのブログは僕の一部だろうか?

・・・ダメだ、もうそろそろ布団から出よう。無限に広がってしまう。

0 コメント

久しぶりに

東京藝術大学大学美術館で開催している展覧会「あるがままのアート-人知れず表現し続ける者たち-」を見てきました。


自由に自分の世界を表現する人達の作品を見て心が揺さぶられました。

個人の内面のずっと深い所まで行ったその先は、
人間とは何かという事を感じさせる広い所に出るから不思議だ。
人間の生々しさを感じる展覧会です。

緊急事態宣言が解除されて3ヶ月ぐらいになるけど、コロナの勢いは収まらないし、暑いしで外に出かけるのが何だか面倒になってしまい展覧会も全然見ていなかったのだが、行くと色々な事を感じるし、発見もあるし、やっぱり楽しいものだなと思いました。

お時間ある方は是非。
0 コメント

よくある話

描きたいのに何を描きたいのか分からない。

食べたいのに何を食べたいのか分からない。

見たいのに何を見たいのか分からない。

本の読み方を忘れた。

鉛筆の使い方を忘れた。

仕事を忘れた。

眠り方を忘れた。

ポキン、カキン、ズキン、トントン。

ポキン、カキン、ズキン、トントン。

ポキン、カキン、トン?

頭からキノコが生えた。

眼から釘がこぼれ落ちた。

右耳からビュッと墨が吹きでた。

胴体がパンダになった。

腕がクラゲになり、
足は910×15×30mmにカットされ1本380円で売られた。


・・・もう少し書きたいところだが、
これ以上何を書きたいか分からないので、
この辺で失礼。

では。

ん?

あっ。

・・やっぱり忘れた。


















異次元カフェ

0 コメント

game is over


少年は部屋でゲームをしていた。

始め方と遊び方は知っていたが、
少年はゲームの止め方を知らなかった。

隣でゲームをしている母親にそれを尋ねようと思ったが、母親が夢中になってる姿を見ると自分ももっとやらねばと思った。

母親も始め方と遊び方は知っていたが、
ゲームの止め方を知らなかった。

隣でゲームをしている夫にそれを尋ねようと思ったが、夫が夢中になってる姿を見ると自分ももっとやらねばと思った。

夫も始め方と遊び方は知っていたが、
ゲームの止め方を知らなかった。

隣りでゲームをしている妻か息子にそれを尋ねようと思ったが、妻子が夢中になってる姿を見ると自分ももっとやらねばと思った。

数日経ち最初に父親が、続いて母親が、
最後に少年が倒れ、そのまま死んだ。

死ぬまで夢中になれることってなかなか無いものです。


おしまい。






0 コメント

見切り発車

あの男は見えているようで、
あまり見えていなかった。

あまり見えてはいなかったが、
見えていたことは事実だ。

見えているようで、あまり見えていなかったが、
見えていた。

どれぐらい見えていたかというと、
壁にあいた画鋲の穴ぐらい。
壁にあいた画鋲の穴が見えていたということは、
やはりあの男にはかなり見えていたのだ。

ここまで書いてはみたものの、
僕にはこの先がさっぱり見えなくなった。


おしまい






0 コメント

日没

ある朝のこと、

夜遅くまで遊んでいたニワトリが寝坊をして太陽に怒られました。


「いつまで寝ているんだニワトリさん。

コケコッコーときみが鳴かなきゃ、一日が始まらないよ。

もっとしっかりしたまえ。」


注意されたことに腹を立てたニワトリは、

太陽に向かって自分のウンコを投げつけました。


それからニワトリはプリプリ怒って散歩へ出かけました。


ところで、投げつけたウンコは、太陽までは届きませんでした。


民家の屋根でウトウトしていたネコの額に落ちました。


「にゃあー!誰だ僕の額にウンコを落とした奴は!」


ネコはあたりを見回したけれど誰もいませんでした。

怒ったネコは太陽の仕業だと勘違いし、太陽に向かって額のウンコを投げつけました。


そのウンコも、やはり太陽までは届きませんでした。


それは木の実を取ろうとしていたサルの上に落ちました。


「ウキッ!もう少しで木の実が取れたのに、僕にウンコを落とした奴はだれだ!」


サルはあたりを見回したけれど誰もいませんでした。

怒ったサルは太陽の仕業だと勘違いし、太陽に向かってそのウンコを投げつけました。


しかしそれも太陽までは届きませんでした。


そして、草原を走っていたチーターの上に落ちました。


「ガオッ!気持ちよく走っていた僕にウンコを落とした奴はだれだ!」


チーターはあたりを見回したけれど誰もいませんでした。

怒ったチーターは太陽の仕業だと勘違いし、

そのウンコをしっぽを使って「びゅん」と太陽に向かって投げつけました。


やっぱりそれも太陽までは届かず、水浴びをしていたゾウの上に落ちました。


「パオーーン!体をきれいに洗ったばかりの僕にウンコを落とした奴はだれだ!」


ゾウはあたりを見回したけれど誰もいませんでした。


怒ったゾウは太陽の仕業だと勘違いし、

長い鼻を使ってウンコを太陽めがけ「ぶんっ」と投げつけました。



投げたウンコはぐんぐん飛んでいきました。


でもやっぱり太陽までは届きませんでした。


そして、プリプリ怒って散歩をしていたニワトリの上に落ちました。


「コケーッ!白くてきれいな僕にウンコを落とした奴はだれだ!なんて嫌な奴だ!」


ニワトリはあたりを見回しましたが、誰もいませんでした。


そして太陽のウンコだと思いました。


それと同時に太陽も自分と同じように嫌な思いをしたのだと気がつきました。


ニワトリは素直に謝ることにしました。


「太陽さん、ごめんなさい。」


太陽がニコリと笑いました。



おしまい。



・・・ここで終われば「天に唾する」とか「因果応報」のお話となるのだろうが、時は21世紀。

なかなかそうはいかないのだ。


話は少し遡る。


プリプリ怒って散歩をしていたニワトリは、

自動販売機の下にドクロマークが描かれた小さな袋を見つけました。


突いて破ってみると白い粉が出てきました。

小腹が減っていたニワトリは迷わず食べてみました。


すると今まで味わったことのない気分の良さでテンションMAX。

一気に力が漲ってくる気がしました。



と、そこにウンコが落ちてきました。


「コケーッ!白くてきれいな僕にウンコを落とした奴はだれだ!なんて嫌な奴だ!」


ニワトリはあたりを見回しましたが、誰もいませんでした。


しかし力は漲っていたので、とりあえず走り出しました。


すると遠くにキリンを発見しました。


あいつならここまでウンコを飛ばせるに違いないと思ったニワトリは、

キリンめがけて突進しました。


そして自慢のくちばしで、キリンのふくらはぎをブスリとやりました。


あまりの痛さにキリンは激しく暴れ出しました。


すると、キリンの長い首は激しく暴れたせいでさらに長くなりました。


キリンの首はぐんぐん伸びて、水浴びをしていたゾウの土手っ腹に一撃を加えました。


しかしキリンの首はまだ伸びます。


そして、走っていたチーターの腰に一撃。


まだまだキリンの首は伸びます。


そしてサルが登っていた木をなぎ倒し、ネコがいた民家の屋根を破壊しました。


まだまだまだキリンの首は伸びます。


ずーっと、ずーっと、ずーっと伸びてキリンの首は太陽まで届きました。


そして太陽に頭を乗せたところでキリンは力尽きました。


するとキリンの重みで太陽はどんどん沈み始め、ついには夜に飲み込まれました。



月が顔を出した時、ニワトリは「コケコッコー!」と鳴きました。

 

 

 

 

0 コメント