ユング

 

最近ユングにハマってる。

学生時代から心理学に興味はあったが、難しそうでなかなか手が出なかった。

でもこの冬休みに思い切って手にとってみた。

フロイトとユングで迷ったが、なんだかユングが呼んでる気がした。

 

読み始めるとぐいぐい引き込まれていった。  

彼がタオイストだから東洋人には入りやすいのかもしれない。

老子を尊敬している僕には特に読みやすかった。

その上かなり激しい人生を送っているのですっかりファンになってしまった。

まだたったの3冊目にはいったところだが・・・。

 

コンプレックスという言葉がもともとは彼の心理学の用語だったのも

知らなかったし、自我と自己の違いや、タイプ論など勉強になることだらけだ。

 

それと心の要素は単独でなく、もう一つの要素と成り立っていると考えてる点に

共感を覚える。

「意識と無意識」「外向性と内向性」「アニマ(男が持つ女の心)とアニムス(その逆)」

こうした要素のセットで心は成り立っていると説いている。

どちらが強く表に出ているかだけだと。素敵だ。

そしてバランスが崩れると隠れてるほうが突き上げてくるから気を付けなきゃいけないと。

ちなみに外向性と内向性はユングが初めて説いたらしい。ますます素敵だ。

 

外向的タイプの集団の中に内向的タイプの人間が入ると

暗過ぎる、協調性が無いなどと批判されるし

逆に内向的なタイプの集団に外向的なタイプの人間が入ると

落ち着きがない、うるさすぎると批判される。

 

別のタイプ同士は勘違いや誤解を生みやすい。

そして、同じタイプ同士ならくっつきやすいし、力を発揮しやすい。

結局どちらが優れているかなんてない。一緒だ。

 

無理して入る必要はないし、入れる必要もない。

入りたいと思えた時に入ればいいのだと思う。

 

面倒くさいと思ったことはあるが嫌いだなどと思ったことはない。

ちなみに内向的な人間の面倒くさいは自分自身に向かってる。

起こったこと、向かってくる物事に対してまず一歩引く。それから考えるから、

テンポが早いとどんどん入っていけなくなる。

入って行けないからだんだん面倒くさくなる。

そういう自分のことをいいなと思える人は少ないと思う。

自信が生まれるまでに時間がかかりやすいのもそのためだと思う。

 

それとモノをあまりにも感じ過ぎるのは僕の長所であり短所だから、

気を付けなきゃと思った。勘違いや思い過ごし、裏をかき過ぎる危険があるからだ。

作品作りには大いに役に立つけど、それも過ぎると失敗する。

失敗作が家に山積みになる。捨てるのもすごく面倒くさい。一苦労だ。

 

人の心の中は他人には決してわからないと思う。友人や家族でも。

やりとりしてればある程度までは近づけるけど。

 

作品に関して言えば作品は心そのものだけど

それとは別に芸術独自の概念みたいなものが存在してるから

ややこしいなと僕は思ってしまう。そしてそれも考え過ぎかもと。

僕の作品なんて全然まだまだだけど自分の作品は大好きだし、 

じっくり作り続けるしかないと思ってる。

 

ん!!気付けばとんでもなく長い文章になってしまった。

自分の言葉を世の中に出すってほんと大変だし危険だなと思った。

はぁ愚痴っぽい。全然らしくない。

まぁいいでしょ、たまには。

 

だって人間だもの(笑)

 

最後まで読んでくれた方ありがとうございます。