ガラス絵展と根付展

ガラス絵幻惑の200年史(府中市美術館)を見に行ってきた。

ガラス絵だけの展覧会なんて珍しいし、たくさんのガラス絵が飾られた会場がどのように見えるのか

とても楽しみにしていた。

 

約130点の展示作品は江戸後期、明治、大正、昭和、平成に日本人が制作したものがほとんどで、

17〜20世紀にヨーロッパやアジアで制作されたものも10数点ほど飾られていた。

 

時代が広く、作家の数も多く、看板や小箱、鼻煙壺なども展示してありバラバラな展示になりそうなのだが、

ガラスという共通フィルターを通すことで生まれている一体感が不思議で面白かった。

 

そして一体感はあっても強く惹き付けられる作品とそうでないものが当然あるわけで、

なぜそうなるのかを考えると楽しかった。

 

色々なタイプのガラス絵を見れて楽しかったし勉強になった。

興味のある方は是非と言いたいところだが、2月26日で終了です。残念。

 

その帰りのバスで「根付(ねつけ) 江戸と現代を結ぶ造形」(三鷹市美術ギャラリー)の広告を見て

なんだか面白そうだったので行ってみた。

根付とは江戸時代に印籠や巾着を帯からぶら下げる時に留め具として使われていた小さな彫刻のこと。

この展覧会では伝統的な古根付約60点と現代根付約245点を展示していた。

 

小さいものなので拡大鏡を片手に見て行くのだが、アイデアと高い技術に驚かされた。

面白いもの、カワイイもの、カッコいいものが沢山あった。

拡大鏡を使う事で見える発見もあり見ていて楽しかった。

こちらは3月20日までやってます。興味のある方は是非。

 

日本人の感性に触れまくる一日だった。

目と脳みそがとても疲れたが、とても楽しかった。