あいだのあいだに

個展の最中だが今日は夕方にグループ展用の作品3点を「かわべ美術」に搬入に行く。

かわべさんとは日本画の作家さんからの紹介で昨年からお世話になっている。

主に日本画の作品を取り扱っている中でアクリル画の僕も参加させて頂きとても感謝している。

僕は独学でやってきたこともあるし、画廊のオーナーさんから学ぶことをとても大切にしている。そして色々なタイプのオーナーさんと出会うことで作品も僕自身も強くなって行くと考えている。

独特なオーナーさんと出会うことはとても楽しみなのである。どのオーナーさんからどのようなことを学んでいるかは自分が勝手に学んでいる事なのでここで書くことは控える。

でも独特のオーナーさんから共通して学べることは書いてしまってもいいだろう。

それは「人として」と「頭を使いなさい」ということ。

特に僕のように調子に乗りやすいタイプの人間にはとても大切なことなのだ。

さて、話が長くなってしまったが今日僕が作品を持って行く「かわべさん」はプレッシャーのかけ方がとても上手い。

お会いする度、そしてメールでやり取りする度に優しく丁寧な言葉の最後には必ず「いい作品」というフレーズが付いてくる。

「いい作品持って来てよ。」

「いい作品待ってます。」

「いい作品楽しみにしてます。」

とこういう具合だ。

先日搬入の件でメールした際には最後に

「いい作品を  待ってます」

と「を」のあとにスペース。

その空白に恐ろしいプレッシャーを感じた。

そして僕はもちろん「いい作品を  持って行きます!」と返信した。

今日の夕方かわべさんの反応が楽しみだ。(少し恐いけど)

作品の搬入後は個展の会場に行く予定。

そして今日は閉廊後にLAの展示の時にご一緒した写真家のJun Ishikuraさんと飲みに行く予定。

junさんは世界の鍛冶屋さんの写真を撮っている。

作品がすごくカッコいい。(一応本人もと言っておこう)

http://moonmaker.sakura.ne.jp/moonmaker/

滞在先では必ずバー巡りするらしい。

バーでの出会いが面白いのだそうだ。

今日は横浜のバーを教えてもらう予定。

楽しみだ。