LONDON'S BURNING

4週間前の土曜日の朝。

目が覚めるとなぜかTHE CLASHの

LONDON'S BURNINGという曲が頭の中で鳴り響いた。

 

クラッシュは僕が20代前半によく聴いていたバンドの1つ。

ちょっと知的なパンクバンドって感じがして好きだった。

 

僕の中では、歌うならピストルズ、聴くならクラッシュって感じだった。

(注)別にピストルズが知的でないと言ってるわけではありません。

まぁいいや。

 

無性にLONDON'S BURNINGが聴きたくなった僕は、

クラッシュのベストを引っぱり出し、久々にCDラジカセの電源を入れた。

そして「俺も燃えているぜぇい」などと思いながら、

この1ヶ月近く制作中ずっとそのアルバムをかけていた。

何十回リピートしたことだろう。

 

そして、今日の朝5時に最後の作品が仕上がった時、

「もういいや。」と思いラジカセからCDを取り出した。

僕の心はようやく鎮火したのだ。

 

それから少し寝て、9時から梱包作業に取りかかった。

 

しかし僕はすっかり燃えカス状態で、なかなか作業がはかどらず、

梱包作業は14時までかかった。

後は集荷のお願いをすれば終わりだったのだが、

我慢出来ずその前に、缶ビール2本を空けてしまった。

 

少しご機嫌になったころ、ヤマト運輸に電話してみると、

本日発送の分の集荷依頼は12時までだと告げられた。

 

大きな段ボールを4ケース、歩いて15分ほどの営業所まで

持ち込まねばならなくなった。

 

外からの雨音がより大きくなった気がした。

 

30分ほど「行きたくない。行きたくない。」とウダウダしてから意を決し、

まずは一番デカイ段ボールから運ぶ事にし、ビニールを被せた。

 

ずぶ濡れで営業所に到着。

 

「あと3ケースあるから、最低あと2往復するんで待ってて下さい。」

と僕が言うと、受付の女性が、台車使いますか?と尋ねてくれた。

 

一瞬天使に見えた。推定40半ばの天使。

ありがたく台車を借りた。

 

あと一往復で済むと思ったら、何だか嬉しくなり、

運送業者のCMっぽく台車を押して走ってみた。

でもちっとも面白くなかったので、20メートルもしないうちにやめた。

 

全て片づいた時にはもう17時。

 

この1ヶ月間、中でもこの2週間はえらく疲れた。

まぁ自分でやらかしたせいなんだけど・・・。

 

もう何にもやりたくないと思った。

 

 

でも、ビール片手にこうしてブログを書いていると

腹の底でチリチリとまた何かが燃えてきてるのが分かるのだ。

 

 

LONDON'S BURNING !!!!