興奮覚めず

ドストエフスキー
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どれも他人であり、僕です。

カフカ
カフカ
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どれも僕です。

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すっきり

昨日に引き続き、うちわ展の作品作り。

うちわに絵を描くのは初めて。

描きにくさが楽しかった。

結構自分に向いてる作業だと思った。

 

昼過ぎ、むさ苦しさが気になったので髪を切りに行った。

僕は美容室の指名制度が苦手だ。

妻には指名しないほうが失礼だと言われるのだが、

偉そうに思えるので指名したことがない。

 

偉そうで苦手で思い出した。

 

美容師の指名よりもっと苦手なことがある。

デパートで買い物した時に、店の出口というか境界線まで

品物を店員が運ぶ制度。

あれがすごく苦手。

 

嫌なので一度断ったことがある。

 

ここでいいですとレジのところで受け取ろうとしたら、

いやいやお客様、あちらまでお持ちします、と店員。

いや本当にここでいいんです、と僕。

するとムスッとした顔で、

あちらまでお持ちしますので、と店員。

これ以上言っても無駄だと思い、

僕もムスッとした顔をして渋々境界線まで歩いたことがある。

それ以来その店には行ってない。

 

思い出すと店員にも自分にも腹が立ってくる。

 

・・話を戻そう。

 

今日髪を切ってくれたのは、いつもと違う人だった。

僕は散髪中に会話が無くても全然大丈夫なタイプなのだが、

感覚と理論の話になり、ついつい色々と話をしてしまった。

結構同じような視点から世界を見ている人だったので楽しかった。

 

見たくなくても、聞きたくなくても、

見えちゃうし、聞こえてきちゃう。

 

色々なものが簡単に手に入り、影響されやすくなった分、

自分を信じて生きていくことが難しい時代になってきたような気がする。

 

髪を切ってもらいながら、そんな話をしていた。

 

 

ただでさえ散髪の帰り道って、僕は今スッキリしてますって感じで恥ずかしいのに、

酒を飲んでもないのに偉そうにベラベラと初対面の人と話をしてしまったので、

なんだか余計に恥ずかしかった。

 

まぁ別に誰が見ているわけでもないのだけれども・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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自分の仕事をする

見たいと思った時にちょうどその作家の展示があると、

自分の為にその展示があるのではないかと錯覚し嬉しくなってしまう。

 

ようやく頭の中を絵本モードにしたところだったので少し迷ったが、

フォートリエ展(東京ステーションギャラリー)を見てきた。

 

新しいものを生み出そうと戦った痕跡やその過程に、単純に感動し勇気をもらった。

 

アンフォルメルの先駆者とされた人物の作品であるとか、

厚塗り技法がどうのだとか分析的に見ようとすると

僕が生まれる前からある作品なので、

作品自体が古臭いものに見える。

 

ラーメン屋の元祖を見つけてその味を分析したところで、今やうまいラーメン屋は山ほどあるのだ。

分析するなら今流行ってる店を分析したほうがいい。

 

でも、その分析自体も情報が溢れまくってるこの世の中じゃ、

たいして役に立たないもののような気がしてくる。

 

あっちもこっちも正しい気がするし、

あっちもこっちも胡散臭い気がする。

 

そして僕の単純な頭はすぐに混乱し出す。

 

過去の作家から学べるものは、もはやその精神力ぐらいだと思う。

強靭な精神力に感動し勇気をもらうのだ。

それだけで充分だ。

 

ゲシュタポに捕まったあとから制作が始まった人質シリーズに僕の心はガツンとやられた。

人間の心は昔も今もたいして変わってない。

あの作品が必要な国がたくさんあることにうんざりする。

 

 

 

さてさて、今日から「うちわ展」の作品作りを始めた。来月展示があるのだ。

その翌月には「アニマル展」。

秋には福島で展示。

 

・・先を考え過ぎると気が狂いそうになる。

とりあえず目の前ことからコツコツやっていこう。

 

 

いや、ガンガンやっていこう。

 

 

 

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