自分発、他人経由、自分行。

朝、駅に行く時のこと。

 

僕の前を60㎝以上あるであろう髪の毛が歩いていた。

 

色は黒く、ピンとまっすぐ伸びており、それは見事な髪の毛だった。

その髪の毛は、頭、首、胴体、それと手足を2本ずつ付けていたのだが、

頭、首、胴体、足を足した長さが160㎝ほどで、少し短いような気がした。

 

部分としては最高なのに全体として見ると「惜しい」と思ってしまった。

 

そしてその直後、こう思った。

 

お前は一体その髪の毛の何を知っているというのだ。

短い身体を持っていたからといってお前に何の関係がある。

その髪の毛はモデルの仕事をしているかもしれないのだ。

なにが部分としては最高だだ。

おこがましいにもほどがある。

そういうお前は何なんだ。

半年近く美容室に行かずボサボサで、日々の手入れもしたことがない。

おまけに顔には年がら年中クマを作り、挙動も不信感を与える事が多い。

他人のことをとやかく言うよりまずはお前だろ。

 

 

ということで、仕事帰りに髪切ってきました。

 

もじゃもじゃパーマをかけてもらいました。

 

そしてすっきりしました。