本を買って疲れる

買う本が決まってないのに本屋に入ると大抵2時間ほど店の中をうろちょろしてしまう。
さっさと決めて帰ろうと思うのだがなかなか出来ない。
今日も悩みに悩んで2冊の本を買うのに2時間ほどかけた。疲れた。

買った本はモンテーニュの「エセー(1)」とM.エルンストの「百頭女」

最近、西洋哲学の流れを大雑把でもいいから捉えておこうと思って、西洋哲学史や色々な哲学者の思考概念を集めた本を読んでいた。
その時に気になったうちの1人がモンテーニュ。
人間は空虚で多様な変動する存在、弱い存在だからこそ目標が必要だみたいな考え方と「私は何を知っているのか?」という問いに惹かれた。

買うものを決めておかないとすごく悩むことになるのを僕は知ってるんだから、エセーを買うことを目標にすべきだった。なんつって。

M.エルンストはシュルレアリスムの作家。作品がカッコ良くて好き。
「百頭女」という本は、絵に文章なのか文章に絵なのかよく分からない、ツァラトゥストラじゃないけど誰にでも読めて誰にも読めない本だ。
変な本で変に惹かれる。

パラパラとページをめくっていたら、
「両眼のない眼、百頭女は秘密を守る。」という一文と腹に大きな眼がある女性の絵。

そのページを見た瞬間に自分との共通項を感じ、買うことに決めた。
でも今日必要なのかで悩んだ。

ちなみに百頭女の読み方が分からない。
少し調べたが分からない。
ひゃくとうじょ?
ひゃくとうおんな?
ひゃくとうめ?
まぁ別に何でもいいか。
感じ取ることは出来るから。

さて、何だか疲れたのでそろそろ終わりしよ。
では。








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コメント: 2
  • #1

    kunomoto (水曜日, 11 5月 2016 12:02)

    僕は ひゃくとうめ と読んでいましたが、今検索したら植草甚一は ひゃくとうおんな と読んでいたとか。まあ別になんでもいいんでしょうね :) ロプロプとか妙に惹かれます。

  • #2

    西谷 (木曜日, 12 5月 2016 21:51)

    パリ盆地では、鳥類の長ロプロプが、街灯たちに夜の食事を運んでくる。ー百頭女よりー