今日は職場で健康診断があった。
昨年の問診時に体重を2㎏ぐらい落とすことを勧められたのだが、
この一年で逆に3㎏増やしてしまった・・。
原因はなんとなく分かっている。
昨年の健康診断の結果で中性脂肪の数値が急激に跳ね上がっていたので、
野菜と魚の食事を増やすことにしたのだ。
そしてそれさえ食べてりゃ来年は大丈夫だろうと安心してしまった。
野菜料理を加えることで食事の量が増え、
おまけに魚料理を増やしたことで、日本酒を飲む量も急激に増やしてしまったのだ。
愚かにもこの一年間、食事量と飲酒量を増やし続けてしまった。
・・何という悪循環。
食欲が止まらない。
20世紀のスペインの画家ジョアン・ミロは、夕食を取らずに空腹のまま床に入ってその時に見たもの、空腹によって引き起こされた幻覚を元に作品制作をしていたこともあったという。
(食事のためのお金を持っていなかった時代があったということでもあるが。)
僕は20代の頃、コーヒーだけあれば1日半ぐらい何も食べなくても余裕で作品制作が出来た。
腹が減ってイライラすることすらモチベーションに変わっていたのだ。
ミロもこんな感じだったのかなと勝手に心を重ね合わせたりもした。
しかし30代半ばぐらいから腹ペコのイライラが腹ペコのイライラでしかなくなってしまった。
そしていつの間にか「食わなきゃヤラれる」という変な意識が芽生え、
作品を生む為に食うのだという大義名分が自分の中で出来上がってしまった。
・・ここから抜け出すのは容易ではなさそうだ。
それにしても人は入り込み過ぎると簡単に見えなくなるから不思議だ。
そしてそれは危険だし面白い。
独創性を求められる創作活動においてはその入り込みが必要になってくる。
創作活動は盲目的なんだ。
そして見えないからこそ見えるものが現れることがある。
見えるから見える。
見えないから見えない。
見えるから見えない。
見えないから見える。
色々あるから選べない。
だから僕はそっくりそのまま出してやろうと思うのだ。
健康診断からなんでこんな話に・・
まぁいっか。
では。
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