銅版画道初日

先日入会した銅夢版画工房さんに昨日行ってきた。

僕は銅版画の知識も経験も無いので先生に一から教えて頂く事となる。

銅版画の基本はエッチングだということで、まずはそれから教わることになった。

エッチングとは銅板を防蝕剤で被い、その面にニードル(鉄筆)を使って描き、

今度は腐食剤につけることでニードルで描いた部分を腐食させ、そこにインクを詰めプレス機にかけて刷るものです。

簡単に書くとこうなのだが、その間に細かい行程が色々ある。

防蝕剤で被う前、一番最初に銅板の四辺をヤスリで削る。(印刷時に紙とフェルトに傷を付けないようにする為)

次に面を磨いてきれいにする。

防蝕剤で被った後には、いぶす作業もある。

それから下絵を版に転写するのにもまた一手間。

ニードルを使うまでに結構時間がかかるのだ。

初日の昨日は4時間の作業時間内でニードルを使って3割ぐらいだが絵を描くことが出来た。

10時間ぐらいぶっ通しで作業したいと思った。

ニードルで線を引っぱるのが超気持ちいい。

これはハマる。

次回が楽しみだ。

普段の制作の息抜きに別の作品の制作が出来るとは理想的だ。

 

工房の先生方や会員さん達も精力的に創作活動を行っているみたいで、

モチベーションも上がる。

とても刺激的な一日だった。