LA3日目

土曜日。

 

アートフェアは2日目。

それとは別にグループ展のオープニングパーティーが18時からの予定。

 

フェアも気になったが、グループ展のオープニングまで自由時間を頂いたのでみんなで美術館巡り。

ブロードとMOCAは見てみたいと思っていたので嬉しかった。

 

ブロードは最新の美術館って感じで良かった。建物自体もカッコイイし、美術館って少し暗い感じだったり照明も黄色い感じをイメージしやすいが、

スカーーンと清潔感を感じさせる透明な明るさで現代的だなと思った。

 

MOCAではKerry James Marshallの展示が最高だった。

黒人の生活や置かれている立場を描いている作家で、黒人をとにかく黒く描くのが特徴。

明るい背景とのコントラストは強烈だし、暗い背景の場合は白い目と白い歯だけが画面に浮かんだりして強い印象を残す。

そしてケリー・ジェームスのすごいところは強烈な画面をまろやかにさせる彼のセンスにあると思う。

人種差別という重いテーマを強烈な画面だけで見せてしまうと絵が重苦しくなるが、表情やモチーフ、色の使い方などに遊び心を加えるから角が取れる。

テーマが重くてもニヤッと笑えるのだ。だからまた見ちゃう。しっかり印象に残る。最終的にテーマがしっかり伝わる。

頭が良い人だなと思った。

 

図録を買いたかったがブロードでサイ・トゥオンブリーの作品集を買ってしまったので諦めた。

アメリカでは写真を撮っていい美術館が多いので助かった。

 

MOCAのあと昼食を取ってHAUSER&WIRTHというギャラリーでジェイソン・ローズのインスタレーションを見た。

 

その後グループ展の会場へ。

パーティーは18時からスタートの予定だったが、19時過ぎに始まった。

持って行った「大七純米生酛」の評判は良かったし、お客さんや作家さん達と色々話が出来て良かった。

パーティーの後にダイナーに行った。

僕は相当色々なことを話したらしい・・・ダイナーでの記憶がほとんどない。

 

 

でも楽しかったことだけは覚えている。