数年ぶりに個展やります。
まだまだ作品が終わってないので焦りますが、この緊張感と苦しさを楽しめてもいます。
久々にワクワクしてます。どうなることやら。
西谷拓磨展ーONOGOROJIMAー
古事記によると遠いむかし日本の国が出来る前、国がまだ水に浮かぶ脂のようにどろどろと漂っていたころ、イザナキ神とイザナミ神の2人は天上界にいる三柱(みはしら)の神々から国づくりを命じられ、天沼矛(あめのぬぼこ)という矛を授けられた。
イザナキとイザナミは天浮橋(あめのうきはし)という天と地を結ぶ橋に立ち、授けられた矛を海原に刺し下ろし海水を「こをろこをろ」とかき回して引き上げた。すると矛の先から滴り落ちる潮が積もり重なり凝り固まってオノゴロ島が出来上がる。
そして2人はその島を拠点に国づくりを開始したという。
私はこういう神話の神秘的なエピソードが好きです。
それは想像力を高め自分なりのものへと形を変える膨らみを持つからです。
神秘的であるには自分自身でコントロールが出来ない偶然性や無意識を伴う即興性が必要だと考えそれらを利用しながら制作しています。
今回の展覧会では心という海のようなものの中に天沼矛となる絵筆を刺し下ろし私の心にどろどろと漂う意識と無意識の間にいるイメージを形にし自分なりのオノゴロ島を築き上げ八百万の神を産み出したいと思います。
ご高覧頂けましたら幸いです。
西谷拓磨展 ーONOGOROJIMAー
2024年7月1日(月)〜13日(土)※日祝休廊
11:00〜19:00 (最終日は17:00まで)
Hideharu Fukasaku Gallery Roppongi
〒106-0032東京都港区六本木6-7-8 深作眼科ビル1F・B1
TEL 03-5786-1505
E-mail hfg@fukasaku.jp
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nagasumi naomi (木曜日, 13 6月 2024 02:30)
個展の案内ありがとうございました。新しいコンセプトの作品なんですね。なかなか作品にも西谷君にも会えなくて残念です。これからもいい作品生みだしてくださいね。また会えるのを楽しみにしています。私の部屋の西谷君の作品はいつもやっぱり素敵で、ダイスキです!
Takuma Nishiya (金曜日, 14 6月 2024 12:52)
メッセージありがとうございます。とても励みになります。
自分の作家としての生き方はギャラリーレコルテで学んだと思っているので、たまに当時のことを思い出しますよ。
またお会い出来る日を楽しみにしてます!